顔の中のシワや影の中でも見た目に大きな影響を与えるのが下まぶたのクマです。
下まぶたにクマがあると疲れたように見えてしまいます。
下まぶたのクマの治療を考えるためには、まずクマがどうして形成されるかを考える必要があります。
顔の中のシワや影の中でも見た目に大きな影響を与えるのが下まぶたのクマです。
下まぶたにクマがあると疲れたように見えてしまいます。
下まぶたのクマの治療を考えるためには、まずクマがどうして形成されるかを考える必要があります。
盲目的にヒアルロン酸注射や脂肪注入などの注入治療を繰り返すと、不自然な下まぶたを形成してしまうことになるのです。
当院では米国への臨床留学から得た世界の最新の知見を提供しており、下まぶたのクマに対して腫れや出血が少なく、身体のダメージの最も少ない結膜からの手術を行っています。
出来るだけ身体の負担が軽く、より自然な下まぶたをご希望の場合には、是非一度ご相談ください。
小さい子供にクマが無いことから分かるように、下まぶたのクマの原因は加齢に伴う「たるみ」です。
では、なぜ「たるみ」がクマの原因になるのでしょうか?
それを理解するには、加齢に伴う皮膚の変化と、その深部にある脂肪の変化、そして靭帯の存在を理解する必要があります。
まぶたの皮膚は、人体の中でペニスの包皮や鼠径部の皮膚と並んで最も薄いのです。
コラーゲン(膠原線維)、エラスチン(弾性線維)とグリコサミノグリカン(ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸など)の量が少ないことがその理由です。
ただ下まぶたは頬部と比較して皮膚が薄く、その奥にある筋肉も部位や厚みが異なるので、まぶたと頬の皮膚の色調は、そもそも異なっているのです。
下まぶたの深部にある眼窩脂肪は薄い線維状の膜に囲まれた3つの区画(fat pad)に分かれています。
鼻側と中央の脂肪の間には下斜筋が、中央と耳側の脂肪の間にはarcuate expansionと呼ばれる弓状の線維が走っており、それぞれの眼窩脂肪の区画を分けています。
3つの区画のうち最も内側の区画の脂肪は、色調が他の区画脂肪によりも白色調であり、それは脂肪の組成が異なるためであるとされています。
眼瞼と頬の接合部は眼窩下縁のレベルにあり、眼窩頬部靭帯の位置と一致しています。
これは、眼窩下縁において骨と皮膚とをつなぐ構造になっています。この靭帯は後述するfestoonが発生する領域の上の境界線となる。
加齢による頬部の変化で斜め下に向かうのはmidcheek groove(通称;ゴルゴ線)と呼ばれる頬の中央のひだです。
この頬部の中央にある隔膜を、zygomaticocutaneous ligament(ZCL)と呼び、festoonが発生する領域の下の境界となっています。
眼窩頬部靭帯と頬部皮膚靭帯の位置 |
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以上が下まぶたの治療に必要な解剖学的構造であり、
この構造を熟知していることが治療を行う際に重要です。
加齢に伴い、下眼瞼のふくらみが増大します。
これは主として眼窩隔膜が弱くなり脂肪が脱出することによりますが、皮下脂肪や皮膚の菲薄化によって、より目立ちやすくなります。
眼窩脂肪脱出は特に上方視で目立ちやすくなります。
まぶたの浮腫は、脂肪脱出と同じ部位に起こるため、脂肪脱出との違いをどう見分けるかが重要であるが、これらを鑑別するポイントを以下に示す。
眼瞼浮腫は起床時もしくは塩辛い食事の後に悪化するとされます。
しばしば紫色を示します。
上記の眼窩脂肪脱出や眼瞼浮腫によるふくらみによる下眼瞼の変化を指す。
Tear troughとは、眼窩下縁内側のくぼみのことを指し、頬の下降、皮膚や皮下脂肪の菲薄化、同部位の筋肉の起始部の萎縮などがあるとより目立ちやすくなるといわれています5)。
Tear troughは少し外側にいくと、2つのくぼみに分かれ、前者はpalpebromalar groove、後者はnasojugal grooeと呼ばれる。
Zygomaticocutaneous ligamentによって形成される、palpebromalar groove(上述の前者)よりも下方に形成されるくぼみを指す。
皮膚の弾力性低下は、色と質感の変化をもたらしtear trough、festoonといった凹凸の変化をよりきわだたせる。
眼輪筋は、皮膚の弾力性低下と組み合わさって、動的および静的な細かいシワの形成に寄与する。
多くの患者は笑顔により強調される水平線あるいは斜め線を気にするが、これは欧米人よりもアジア人の患者においてより一般的とされる。
Malar moundは、先述のtear troughとその外側の凹みにより囲まれる三角形の部分を指す。また、この部分において皮膚や眼輪筋の弾力性が失われて垂れ下がった状態をfestoonと呼びます。
眼窩下縁より下の、頬の隆起の上に溜まる液体のことです。眼瞼浮腫と同様に起床時や塩辛い食事の後に目立つ可能性があり、時にはわずかに青みがかった変色があるとされます。
Goldbergらは上記の項目のうち眼窩脂肪脱出、tear trough、皮膚の弾性低下、眼瞼浮腫、眼輪筋の突出、頬の膨らみの6項目がどれぐらい老化した印象に影響するかを調べ、tear troughと眼窩脂肪脱出、皮膚のたるみの3つがより重要であると結論付けています。
手術治療は、皮膚や結膜などの組織を切開して行う治療を指します。
身体へのダメージが大きい分だけ、注入などの他の医療手段よりもよりパワフルにしっかりと治すことが可能です。たるみが中程度から重度の方には、手術が推奨されます。
下まぶたのシワの原因は、前述のように脂肪の突出と靭帯部分の凹みのギャップです。
このため手術の大きな目的は2つです。突出した脂肪を減らすことと、靭帯をはがし再びくっつかないように何かで穴埋めすることになります。
現在、日本で数多く行われているのは、皮膚を切開して、脂肪を切除して(捨てて)しまい、靭帯のある位置に腹部や鼡径部などの異なる部位から脂肪を採取して移植する手術を行うというものです。
しかし、脂肪を取るために腹部や鼡径部に新たなキズも作ってしまいますし、脂肪自体に傷あとが残ります。
さらにまぶたの皮膚を切開する方法では、かならず目のまわりの筋肉(眼輪筋)も切開する必要があり、これは目の周りの筋肉の麻痺や瘢痕の原因になり下まぶたが外にひっくり返ってしまう眼瞼外反症という状態になってしまう方がいらっしゃいます。
また脂肪を一度切除してしまうと血流がありませんので、その後の脂肪が生着して容量を保てるかどうかは分からず、運頼みになってしまうのです。
当院の下まぶたのたるみへの手術は、米国式の出来るだけ皮膚を切開しない、侵襲が少なく回復の早い方法で行っています。
主として行うのは下まぶたの裏のしろめ(結膜)を切開し、突出した脂肪を切除するのではなく、頬の骨の前面に移動する手術です。
本邦では裏ハムラ法と言われています。
裏ハムラ法であれば皮膚を切開しませんので外反症にはなりませんし、腹部に新しくキズを作る必要はありません。
また脂肪も切除せずに移動するので、脂肪の血流が保たれており脂肪が萎縮しないという大きなメリットがあります。
もちろん皮膚のたるみの強い場合には、皮膚を切開切除する方法を組み合わせることもあります。
さらに個々人の状態に合わせ、出血を抑える薬剤を使用し、脂肪の一部切除や、ヒアルロン酸注射を組み合わせて治療しています。
当院の下まぶたのたるみへの手術は、米国式の出来るだけ皮膚を切開しない、侵襲が少なく回復の早い方法で行っています。
裏ハムラ法であれば皮膚を切開しませんので外反症にはなりませんし、腹部に新しくキズを作る必要はありません。
脂肪も切除せずに移動するので、脂肪の血流が保たれており脂肪が萎縮しないという大きなメリットがあります。
個々人の状態に合わせ、出血を抑える薬剤を使用し、脂肪の一部切除や、ヒアルロン酸注射を組み合わせて治療しています。
「結膜切開の後に突出した眼窩脂肪を頬の骨の前面に移動する」方法です。
目の下にあるクマの原因となっている靭帯を切除します。
その後、突出した眼窩脂肪を頬の骨の前方に移動すると段差がなくなります。
このようなアプローチでは、スペースが狭く視野を確保することが困難で、手術の難易度が高いため、このアプローチを行っている医療機関は非常に少ないのです。
当院は年間9000件以上の眼形成手術(2022年1月から12月)を行っており、全国でも有数の手術件数を誇ります。
この豊富な経験と留学で得た知識から、そのような手術が難なく行えるようになったのです。
身体の負担の少ない治療をご希望の方は一度是非ご相談ください。
オキュロフェイシャルクリニック 東京では、医療先進国の米国にて多数の臨床経験を得た眼形成の専門ドクターが在籍していますので、まず経験実績が他のクリニックとは違います。
では、大手美容外科クリニックとの違いもあるのでしょうか?
あるとしたら、何が違うのでしょうか?
下記にて詳しくご説明いたしますので、詳細を知りたい方はぜひご覧くださいませ。
大手美容外科との違い当院では、「新しい知見を取り入れてきたこれまでの経験」と「痛みを出来るだけ少なくする工夫」を行ない、安心して治療を受けていただきたいと考えています。
当院では近隣の医療機関
だけでなく、全国の大学病院からも
ご紹介を頂き、年間10,000件以上もの
眼形成手術を行っております。
難しい症例でも、安心してご相談ください。